双子育児の実際② 出産から長男の退院まで

プロフィール

  • 大手化学メーカー会社員(大手セラミックスメーカーから2024年4月に転職)
  • 32歳男性
  • 妻、2歳の双子の男の子の4人家族

管理入院へ

多胎妊娠は出産時のリスクが大きいため、何があっても対応できるように予定日の2週間前から管理入院することとなりました。双子妊娠は母体への負担も大きいため、子供達の体が大きくなったタイミングで予定日よりも前に帝王切開で取り出すとのことでした。妊娠38週の1日目に帝王切開で子供を取り出す予定でしたが、多胎妊娠だとそれよりも早く産まれる可能性も高いとのことで、母子の健康を考えると管理入院でしっかりと専門家に診てもらえるのは大変ありがたかったです。経過はすこぶる良好で遂に予定日の三日前になりました。

出産

その日は平日で私はいつも通り出勤の準備をしていました。朝の出勤中に妻から「破水したかもしれない。一応看護師さんに連絡するからまた状況がわかったら連絡するよ。」と連絡をもらい、そわそわしながら出勤しました。朝礼が終わり、その日の仕事の準備をしていると、病院から電話があり「奥様が破水したためこれから帝王切開を行います。旦那様は病院へいつでも迎えるように準備をしておいてください。」と言われました。覚悟はしていましたが、平常心を保とうと努めても、やはり焦りは隠し知れ来ませんでした。母子ともに健康で出産を終えられるだろうかと、心配が尽きませんでした。その時期はコロナ禍真っ只中だったということもあり、出産に立ち会うことはできず、病院から連絡が来るまで家で待機することしかできませんでした。午前8:30に連絡があり、上司に報告し、すぐに家に帰宅してから、3-4時間ほど連絡がなく、私に連絡する余裕がないほど事態が切迫しているのかと不安が募っていきました。12時過ぎに妻から連絡があり、無事子供達が産まれ、母子ともに健康との連絡を受けました。総合病院ということもあり、お医者さん、看護師さんともに、何人もの妊婦の方に対応する必要があり、順調に産まれた場合は、ケアが薄くなるのは仕方のないことです。「便りが無いのは元気な証拠」というのがまさにあてはまる状況でしたが、当時はそこまで考えが及びませんでした。いずれにしても妻と子供達が無事で本当に安心しました。

出産後

ようやく病院から呼び出しがあり、病院へ向かいました。妻は、帝王切開でお腹を切っていることもあり、顔色も悪かったです。できる限りの感謝を伝えたいと思っていましたが、コロナ禍だったこともあり、なかなか時間をもらうこともできませんでした。頑張ってくれた妻をねぎらう時間が十分もらうことができなかったのはつらかったですが(妻からももっと褒めてもらう時間が取れる思ってたと言われました(笑))、母子ともに健康に出産を終えることができて、病院の方には感謝しかなかったです。

ぎりぎり38週に足りなかったということで、2人の息子は、未熟児としてNICUに入りました。NICUと言っても念のためということで、2人の容態に問題はありませんでした。初めて会った二人の息子はとてもかわいかったです。小さいですが、生きることに一生懸命で、私の指を一生懸命に握っている様子は何とも形容がしがたいほどかわいく、自分の世界・考え方が大きく変わったような気がします。それまでは妻と二人生きていければよいと思っていましたが、この子たちの幸せを守るために頑張ろうと思いました。

退院まで

妻と次男は無事に出産から3日後に退院することができましたが、長男はまだミルクを飲める量が少なく、体重が増える速度も十分ではないとのことで、まだ退院することができませんでした。その後2週間近く長男は入院していました。入院中にも長男には会いに行っていましたが、当然次男ほど会うことはできず、寂しかったです。ですが、それ以上に長男は寂しい思いをしているはず。親としてできることを頑張るしかないと思いました。

退院するための条件は、

  • 長男の体重の増加スピードが一定以上を超えていること
  • 我々親が長男に十分な量のミルクを飲ませられるようになること

でした。

特に父親の私に対する看護師さんのあたりは強く、スパルタで指導していただきました、、(笑)

おかげで長男にしっかりとミルクを飲ませることができるスキルが身につきました。子供が生まれるまでは子供にミルクを飲ませるスキルが存在するなんて夢にも思いませんでしたが、口を刺激し、いかにミルクを吸わせるのかをしっかり学ばせていただきました。

長男の退院

ようやく長男の退院の日、有休を取得し、病院に妻と二人で迎えに行きました。妻と次男は生まれた直後から、妻の実家に預かってもらっていたため、次男はお義母さんにお任せしました。

長男が退院した日、車で迎えに行きましたが、道中、虹がかかり天気も歓迎してくれているのかと、うれしくなったのを覚えています。長男も安心してくれているようで、とてもうれしかったです。

ここまで読んでくださりありがとうございました。本日はここまでとさせていただきます。

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